サムライの時代から脈々と伝えられてきた、無伴奏の尺八音楽。その妙音は、現代日本人の耳にはおよそ馴染みのない、聴き慣れない音楽かもしれません。しかし、江戸時代以前の日本人が「美しい」と感じたであろう音色と旋律の美学が、ここにあります。
今回5曲中3曲演奏される「鈴慕」は、全国各地に同名異曲があり、一説には「恋慕」から転じたとも云われ、かつて禅宗の一派とされる普化宗の虚無僧たちが吹いていた曲を起源とするものです。
 【演奏曲目】
 一二三鉢返し （琴古流尺八本曲）　　吹奏：　吉田　力
 吟龍虚空（琴古流尺八本曲）　　　 　吹奏：　山内竹遼
 宮城鈴慕（小野寺源吉津軽ニ伝フ）　吹奏：　高橋聴雪
 ＜ 休憩（ロビーにて尺八体験コーナー）＞
 京鈴慕（琴古流尺八本曲）　　　　　吹奏：　田口俊童
 流し鈴慕（津軽錦風流尺八本曲）　  吹奏：　郡川直樹
 

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