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第32回市民能楽講座 金剛流能楽公演 葛城」(神楽)

開催日時:2013年12月 7日 13:00

会  場:日立システムズホール仙台(青年文化センター)シアターホール

料  金:全席指定 2,000円

 シテ:今井克紀、ワキ:大日方 寛、アイ:高澤祐介、他

[解説]種田道一(シテ方 金剛流)
 
~葛城 神楽 あらすじ~
出羽国(山形県)羽黒山の山伏一行が、大和国(奈良県)葛城山(修験道の開祖、役行者 [えんのぎょうじゃ]の修行した霊場)で吹雪に見舞われ木陰で休んでいると、一人の 女が通りかかり、山伏を庵へ案内し、薪を焚いてもてなす。夜更け、山伏が勤行を 始めると、女は勤めのついでに自身を救済してほしいと祈祷を懇願する。また自分 が葛城の神であり、昔、役行者の依頼を受けて、修行者のために神の岩橋を架けよ うとしたが架けられず、その咎めにより役行者の法力で蔦葛にて身を縛られて苦し んでいると明かして、姿を消すようにして中入り。 間狂言による居語りの後、夜もすがら山伏たちが祈祷していると、再び葛城の女神 が蔦葛に縛られた姿で現れる。三熱の苦しみから免れたことを喜び、昔をしのんで 美しい大和舞を舞うのが見どころです。 今回の小書(特殊演出効果)神楽では、葛城の女神が「神楽」と「二ノ舞」によって 大和舞を表現し、やがて夜明けが近づくと醜い顔かたちを見せるのを恥じて、 切謡の内に岩戸の中へ姿を隠すかたちで幕入りし、ワキ留めとなる。 
 
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