現代のジャズ・シーンにおいて，最も脂の乗った二人のニューヨーク在住のミュージシャンを招いてお届けするコンサートです． 日本での知名度こそ未だあまり高くないかもしれませんが，ピアノのキューバ出身のファビアン・アルマザンは、卓越したテクニックだけではなく，作曲の才能が極めて高く，弦楽4重奏団を加えた連作を発表をして大いに注目を集めています．そして今やトランペットの大御所とも言えるテレンス・ブランチャードのグループにも参加しています．ベースのリンダ・オーはマレーシア生まれで，今年2024年にもアメリカのジャズ評論家によってロン・カーター，デイブ・ホランド，クリスチャン・マクブライド等の中からベーシスト・オブ・ザ・イヤーに選出された超売れっ子の実力派で，ギターのパット・メセニーのグループにも参加しています． 言わばトップランナーとも言える二人によるコンサートを，仙台で聴くことの出来る機会は今後あまり期待できないと思います．世界で認められた品質の音楽を，ジャズ・ファンだけではなく，上質な音楽を愛する皆様に是非お聴きいただきたいと思います．