助川龍のプロデュース回は､お菓子のアソートのような演奏会｡二重奏という室内楽の最小人数から､9人のアンサンブルまで｡しかし､この形は過去に｢ひろがる｣という回でも体験していただきました｡今回の企画では､近現代の作曲家の作品も含め､愉快痛快なカーニバルのような雰囲気｡現在､仙台フィルのほかに､東京交響楽団や紀尾井ホール室内管弦楽団等でも活躍の場を広げた助川プロデューサー｡今回は､各地でめぐり逢った仲間たちを仙台に一気に集めてしまいます! R.シュトラウス｢もうひとりのティル･オイレンシュピーゲル｣は､｢ティル･オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら｣という管弦楽曲から来た作品｡またシュニトケのMOZ-artは､少々奇妙なモーツァルトヘのオマージュ｡スイングするＢＡＣＨに映画音楽でも有名なニーノ･ロータの九重奏! さあ､パトナの夏祭りへ今すぐ出かけましょう!